コントローラ DM5001/トルク測定部 HBシリーズ
信頼のヒステリシスブレーキを用いたトルク・ダイナモメータ
<性能><使い勝手>を向上し<機能>を拡充しました
(∗1)WT5000のWT互換コマンドタイプの設定にてWT1800Eを選択して使用します。使用可能なエレメント数は最大で6つまでとなり、760901および760902にのみ対応いたします。
(∗2)PW3335/PW3336/PW3337の電流測定は、電流入力端子による測定のみ対応いたします。
弊社独自の制御方式によるポイント測定モードは、モータの回転速度が安定するための時間(ウェイト時間)を設定することにより、負荷トルク値や回転速度値に対して慣性モーメントが与える影響を排除することができます。動的な測定を行うシークエンス測定モードにおいても、簡単な操作で求められる補正値を用いて、慣性の影響を極力抑えた測定が可能です。
負荷トルクをPID制御するトルクメータでは、測定モータの種類ごとにP値、I値、D値の設定が必要ですが、それには作業者の知識と経験を要します。スガワラ独自のトルク制御方式ではPID設定が不要です。モータとシャフトを正しく固定し、トルクまたは回転速度の測定ポイントを設定するだけで、常に一意のデータが得られます。作業者による値のバラつきもありません。
ご用途にあわせて4つの測定モードが選択できます。
トルクまたは回転速度を測定ポイントに設定するだけで簡単にS-T特性(回転速度-トルク特性)が測れます。1回の測定で、最大100セットの独立したポイント設定を組合せることによりさまざまな測定が可能です。安定した動作点で測定する方式のため、慣性の影響を受けません。
トルク・回転速度・ブレーキ量に対して時間で制御をかけることにより、スイープ測定、耐久試験、サイクル試験など、様々な試験が可能です。実使用状態を想定した負荷シミュレーションや、繰り返し測定を10,000回まで設定できるので、試験状態とアイドル状態を組合せた耐久試験が行えます。
トルク・回転速度・ブレーキ量のいずれかを基準に、全測定項目のうちから5つの判定項目に上下限を設定し、合否を判定します。あらかじめファイル名を指定し、日時、番号、測定結果を記載したファイルを自動生成することができます。
トルク・回転速度・ブレーキ量のどれか1ポイントを設定して制御し、その時の全測定値をリアルタイムに表示します。簡易的な挙動観測や、起動トルクの測定などにお使いいただけます。
I/Oオプションを装着することにより、さまざまな拡張機能が得られます。
グラフは5軸×3項目をリアルタイム表示します。グラフ軸のオート設定機能により操作性が向上しました。グラフの線種やドット表示もカスタマイズ可能です。
電力計の設定もソフト上から簡単に行えます。
専用ソフト TORQuickはLabVIEWで記述されており、様々なご要求に柔軟に対応することができます。弊社営業にお問い合わせください。
トルク測定部HBシリーズでは、当社長年の実績を持つ信頼のヒステリシスブレーキを、トルク計測精度±0.1%に向上させました。定格トルク5 mN・mから50 N・mまで、計13機種を取り揃えています。
最大トルク50mNm、100mNm、200mNmの3モデルでは、高精度の自社加工により、世界最高水準の無負荷回転速度60,000r/minを実現しました。
トルク測定部 HBシリーズ
電圧・電流測定は以下の電力計に対応しています。
横河計測(株)製
WT5000
WT1800/WT1800Eシリーズ
WT310/WT330/WT300Eシリーズ
日置電機(株)製
PW3390
PW3335/PW3336/PW3337
AC単相/DCモータからインバータモータまで、ご用途に合わせてお選びいただけます。
トルク測定 | サンプリング:16bitA/Dにて0.1msサンプル 平均化:100msの移動平均値 トルク精度:定格トルク±0.1%(DM5001を含むシステムの精度、校正後) |
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回転速度測定精度 | ±0.01% ±2digit |
負荷コントロール方式 | トルクコントロール:負荷トルク一定にサーボコントロール スピードコントロール:回転速度一定にサーボコントロール ブレーキコントロール:ブレーキ電流をオープンループコントロール |
出力パワー測定 | T[N・m]×S[r/min]×0.1047 |
電圧・電流・電力・効率・力率・周波数測定 | 電力計による |
対応電力計 | 横河計測(株)製 WT5000(∗1) WT1800/WT1800Eシリーズ WT310/WT330/WT300Eシリーズ 日置電機(株)製 PW3390 PW3335/PW3336/PW3337(∗2) |
アナログ出力 | トルクアナログ出力:最大±10VDC±1%、電圧/トルクを個別に設定可能 回転速度アナログ出力:最大+10VDC±1%、電圧/回転速度を個別に設定可能 |
オプション(DM5001) | I/Oオプション デジタル入力4ch、デジタル出力4ch アナログ入力4ch、アナログ出力2ch 電源コントロール用接点出力(NO、NC)1ch |
コントローラ | DM5001 |
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電源 | 100~240VAC、50/60Hz |
消費電力 | 30VA |
温度 | 0℃~40℃ |
湿度 | 20%RH~90%RH、 ただし結露しないこと |
寸法 | W×H×D 430×148×360mm(突起物除く) |
質量 | 8kg |
(∗1)WT5000のWT互換コマンドタイプの設定にてWT1800Eを選択して使用します。使用可能なエレメント数は最大で6つまでとなり、760901および760902にのみ対応いたします。
(∗2)PW3335/PW3336/PW3337の電流測定は、電流入力端子による測定のみ対応いたします。