小型電動モータ・アクチュエータのトルク特性総合解析
電動モータの性能評価においては、「負荷特性」、「コギングトルク特性」、「トルクリップル特性」の正確な把握が極めて重要です。弊社モータトルクメータシステムは、それらの特性を測定し評価するための製品群です。負荷特性測定とコギングトルク・トルクリップル特性測定とでは測定内容が大きく異なるため、同じタイプのトルクセンサでは正確な測定が期待できません。弊社では、それぞれの測定にとって最適な測定原理と測定要素(ブレーキ・センサ・制御方式・治具など)を開発・採用しています。可能な限り真値に近いデータを、補正の必要なく、実測にて再現性良く得られることが、お客様にとってもっとも本質的な価値であると考えています。
信頼のヒステリシスブレーキを用いたトルク・ダイナモメータ
<性能><使い勝手>を向上し<機能>を拡充しました
トルク測定部 HBシリーズは、長年の実績を持つ信頼のヒステリシスブレーキトルクメータ TA/TBシリーズの後継モデルです。トルク精度を定格トルクの±0.1%にアップ、また低トルク機種において最高回転数を60,000r/minまで大幅に向上させました。ギヤモータ測定用エンコーダオプション2種類を用意し、10r/min、5r/minの極低速度測定に対応します。定格トルク5mN・mから50N・mまで13機種をラインナップ、ショート定盤モデルや恒温槽試験用モデルもご用意しています。
スピード・トルクやトルクリップルなど角度対トルクの測定をひとつのシステムでカバー。さらに、パワーメータとの組み合わせで誘起電圧測定も可能。また、環境試験機との組み合わせにも対応できます。
環境試験機(恒温槽)固定台側面に、弊社環境試験対応トルク測定部固定台を連結します。トルク測定部本体部分を前方にスライドさせ、専用設計のモータ取付治具MMJ-TC01に取り付けた被測定モータを恒温槽内に挿入します。