DM5001/HB システム
モータ評価用ソフト TORQuick

信頼のヒステリシスブレーキを用いたトルク・ダイナモメータ
<性能><使い勝手>を向上し<機能>を拡充しました

トルク・ダイナモメータカタログ(PDF: 3.3MB)

モータ性能測定器カタログ(PDF: 4.7MB)

動画によるご紹介

性能を大幅に向上しました

  • トルク精度±0.1%
  • 回転速度測定精度±0.01%
  • 最高回転速度60,000r/min(HB-50MN/100MN/200MN)

便利な機能を拡充しました

  • モータコイルの温度や、エアモータの空気流量などを同時測定(オプション)
  • トルク・速度・ブレーキ量を任意の時間で制御できます
  • 外部電源などのON/OFFを測定の開始・終了に連動できます(オプション)
  • トルク・回転速度のアナログ出力を標準装備
  • すべての曲線にカーブフィット機能を適用できます
  • 外挿機能により測定データから無負荷ポイントと停動ポイントのデータを求め、グラフ表示します

使い勝手をさらに向上

  • 1台のコントローラで測定部4台を接続できます
  • PID設定不要で簡単スタート
  • トルク校正はPC画面上でおこなえます
  • 電力計は横河計測製WT5000(∗1)/WT1800/WT1800E/WT310/WT330/WT300Eシリーズと日置電機製PW3390/PW3335/PW3336/PW3337(∗2)が使用できます
  • 回転速度が高くなりすぎないよう、あらかじめ負荷をかけることができます

(∗1)WT5000のWT互換コマンドタイプの設定にてWT1800Eを選択して使用します。使用可能なエレメント数は最大で6つまでとなり、760901および760902にのみ対応いたします。
(∗2)PW3335/PW3336/PW3337の電流測定は、電流入力端子による測定のみ対応いたします。

慣性の影響を受けない正確な測定

弊社独自の制御方式によるポイント測定モードは、モータの回転速度が安定するための時間(ウェイト時間)を設定することにより、負荷トルク値や回転速度値に対して慣性モーメントが与える影響を排除することができます。動的な測定を行うシークエンス測定モードにおいても、簡単な操作で求められる補正値を用いて、慣性の影響を極力抑えた測定が可能です。

PIDパラメータ設定不要のトルク制御方式

負荷トルクをPID制御するトルクメータでは、測定モータの種類ごとにP値、I値、D値の設定が必要ですが、それには作業者の知識と経験を要します。スガワラ独自のトルク制御方式ではPID設定が不要です。モータとシャフトを正しく固定し、トルクまたは回転速度の測定ポイントを設定するだけで、常に一意のデータが得られます。作業者による値のバラつきもありません。

進化した4つの測定モード

ご用途にあわせて4つの測定モードが選択できます。

  • シンプルな設定で高精度なポイントモード
ポイントモード

トルクまたは回転速度を測定ポイントに設定するだけで簡単にS-T特性(回転速度-トルク特性)が測れます。1回の測定で、最大100セットの独立したポイント設定を組合せることによりさまざまな測定が可能です。安定した動作点で測定する方式のため、慣性の影響を受けません。

  • さまざまな測定が可能なシークエンスモード
シークエンスモード

トルク・回転速度・ブレーキ量に対して時間で制御をかけることにより、スイープ測定、耐久試験、サイクル試験など、様々な試験が可能です。実使用状態を想定した負荷シミュレーションや、繰り返し測定を10,000回まで設定できるので、試験状態とアイドル状態を組合せた耐久試験が行えます。

  • 合否判定検査に特化したインスペクションモード
インスペクションモード

トルク・回転速度・ブレーキ量のいずれかを基準に、全測定項目のうちから5つの判定項目に上下限を設定し、合否を判定します。あらかじめファイル名を指定し、日時、番号、測定結果を記載したファイルを自動生成することができます。

  • リアルタイムで測定値を表示するマニュアルモード
マニュアルモード

トルク・回転速度・ブレーキ量のどれか1ポイントを設定して制御し、その時の全測定値をリアルタイムに表示します。簡易的な挙動観測や、起動トルクの測定などにお使いいただけます。

I/Oオプション追加による多彩な機能

I/Oオプションを装着することにより、さまざまな拡張機能が得られます。

I/Oオプション
  • 外部センサからの電圧信号入力を同時計測
    アナログ入力4ch(0~10V)を用いて、温度・流量などの外部センサからの電圧入力を同時に測定・保存します。スケーリングと単位はユーザーが設定可能です。トルク測定グラフ上に同時描画でき、また良否判定項目としても設定できます。
  • 外部のモータ電源をコントロール
    モータ電源(接点入力付き)のON/OFFを制御できます。また、アナログ入力付きの電源を使用すれば、アナログ電圧出力機能により、測定シークエンス中に電源電圧を任意に変化させる事もできます。

使いやすいグラフィカルユーザインタフェース

グラフの設定

グラフは5軸×3項目をリアルタイム表示します。グラフ軸のオート設定機能により操作性が向上しました。グラフの線種やドット表示もカスタマイズ可能です。

電力計の設定

電力計の設定もソフト上から簡単に行えます。

LabVIEWで記述された、カスタマイズ容易なソフトウェア

専用ソフト TORQuickはLabVIEWで記述されており、様々なご要求に柔軟に対応することができます。弊社営業にお問い合わせください。

トルク測定部 HBシリーズ

トルク測定部 HBシリーズ

トルク測定部HBシリーズでは、当社長年の実績を持つ信頼のヒステリシスブレーキを、トルク計測精度±0.1%に向上させました。定格トルク5 mN・mから50 N・mまで、計13機種を取り揃えています。
最大トルク50mNm、100mNm、200mNmの3モデルでは、高精度の自社加工により、世界最高水準の無負荷回転速度60,000r/minを実現しました。
トルク測定部 HBシリーズ

入力パワー測定は多様な電力計に対応

電圧・電流測定は以下の電力計に対応しています。
横河計測(株)製
 WT5000
 WT1800/WT1800Eシリーズ
 WT310/WT330/WT300Eシリーズ
日置電機(株)製
 PW3390
 PW3335/PW3336/PW3337
AC単相/DCモータからインバータモータまで、ご用途に合わせてお選びいただけます。

コントローラ DM5001/トルク測定部 HBシリーズのおもな仕様

トルク測定 サンプリング:16bitA/Dにて0.1msサンプル
平均化:100msの移動平均値
トルク精度:定格トルク±0.1%(DM5001を含むシステムの精度、校正後)
回転速度測定精度 ±0.01% ±2digit
負荷コントロール方式 トルクコントロール:負荷トルク一定にサーボコントロール
スピードコントロール:回転速度一定にサーボコントロール
ブレーキコントロール:ブレーキ電流をオープンループコントロール
出力パワー測定 T[N・m]×S[r/min]×0.1047
電圧・電流・電力・効率・力率・周波数測定 電力計による
対応電力計 横河計測(株)製
 WT5000(∗1)
 WT1800/WT1800Eシリーズ
 WT310/WT330/WT300Eシリーズ
日置電機(株)製
 PW3390
 PW3335/PW3336/PW3337(∗2)
アナログ出力 トルクアナログ出力:最大±10VDC±1%、電圧/トルクを個別に設定可能
回転速度アナログ出力:最大+10VDC±1%、電圧/回転速度を個別に設定可能
オプション(DM5001) I/Oオプション
 デジタル入力4ch、デジタル出力4ch
 アナログ入力4ch、アナログ出力2ch
 電源コントロール用接点出力(NO、NC)1ch
コントローラ DM5001
電源 100~240VAC、50/60Hz
消費電力 30VA
温度 0℃~40℃
湿度 20%RH~90%RH、 ただし結露しないこと
寸法 W×H×D 430×148×360mm(突起物除く)
質量 8kg

(∗1)WT5000のWT互換コマンドタイプの設定にてWT1800Eを選択して使用します。使用可能なエレメント数は最大で6つまでとなり、760901および760902にのみ対応いたします。
(∗2)PW3335/PW3336/PW3337の電流測定は、電流入力端子による測定のみ対応いたします。

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