リニアアクチュエータの応答性および推力特性を高精度で測定します。
起動トルクが1 mN・m以下、回転速度30,000 r/minまでの超小型DCモータにおけるスピード・トルク特性や出力パワーを測定しパソコンとの組み合わせでWindows上に展開します。また、電圧電流測定部を追加することで電圧や電流も測定できます。
モータアナライザPC-MCT-15は、ハードディスクドライブなどに使用されるボイスコイルモータの3軸方向のトルク(θ-T特性)を測定する装置です。0.6度/秒~2.0度/秒の回転速度でモータのマグネット (コイル)を回転させ、回転角度に対するトルクを測定します。測定結果は、パソコン画面上に表示するとともに、CSVファイルとして保存できます。
慣性の少ない測定を実現
力検出にはストレインゲージによるロードセルを使用し、そのロードセルを直動駆動装置で制御することで、リニアアクチュエータに加える負荷を制御します。分銅などによる加重負荷にくらべ、起動・停止時も慣性の影響の少ない負荷を実現できます。
インパクトレンチなどのソケットを、測定センサに取り付けられたナット形状のアタッチメントに直接押し当て測定します。トルク波形・最大値などの測定結果は、デジタルオシロスコープに出力し読み取ります。トルク値の検出には、自社開発のトルク変換器を用いています。また、インパクトトルク測定器は、インパクトトルクのみならずトルクレンチなどの静的トルクの校正にも使用できます。