ADP-シリーズ
独自開発のプッシャ軸構造で、ベアリング外輪に対してスラスト方向に面倒れのない安定した負荷を与えます。ベアリングの外輪を押す時、内輪の面に対して平行でない面で押すと、2山成分(1回転あたり2周期)の振動が発生し、Lバンドの値を押し上げます。ADPシリーズプッシャは、プッシャ軸の特殊な保持構造でこの問題を解決しました。プッシャ軸が外輪のもっとも安定した位置に自動的に「ならい」、常に安定した予圧を掛けることによってLバンドの再現性を大幅に向上させました。
外輪押力20Nまで、外径50 mmまでのベアリング用プッシャです。外輪8mm以下のミニチュアベアリングを5Nの軽い押し圧で測定します。
外輪押力200Nまで、外径100 mmまでの中径ベアリング用プッシャです。
外輪押力2000Nまで、外径220 mmまでの大径ベアリング用プッシャです。
外輪の2点に下向きに最大100Nのラジアル負荷を与えます。外輪にスラスト方向の予圧を掛けることのできない円筒ころ軸受の測定に用います。