アンデロンアナライザADA-105の外観

アンデロンアナライザ ADA-105
高速デジタル処理によりベアリング振動スペクトラムと波形をリアルタイム表示

アンデロンアナライザADA-105は、検出したベアリング振動を解析する装置です。測定結果を、振動周波数帯域ごとのアンデロン値だけでなく、スペクトラムで表示することができるため、ベアリングの不具合の質を容易かつ迅速に特定できます。
振動音の録音・再生機能を用いて、生波形によるベアリング振動品質の規格化が可能です。また、ベアリング諸元を入力すれば、ベアリング振動を、内輪・外輪・ボール・およびその他の成分に分解することができます。

ADA-105のおもな特長

  • 汎用FFTアナライザでは表示できないアンデロンスペクトラムを、ベアリング1回転ごとにリアルタイムで更新、表示します。
  • カーソルで指定したスペクトラム中の任意の点の周波数と測定値を表示します。
  • 測定単位: Anderon, μinch/rad, μinch/s, μinch, μm/rad, μm/s, μm, nm/rad, nm/s, nm, cm/s^2, mG
  • 測定周波数帯域は、U, R, L, M, H, E, Aの7帯域。独自に設定も可能です。
  •  U band:0.17 ~ 0.67 wave (5 ~ 20 Hz)
     R band:0.67 ~ 1.67 wave (20 ~ 50 Hz)
     L band:1.67 ~ 10.0 wave (50 ~ 300 Hz)
     M band:10.0 ~ 60.0 wave (300 ~ 1800 Hz)
     H band:60.0 ~ 360 wave (1800 ~ 10800 Hz)
     E band:1.67 ~ 360 wave (50 ~ 10800 Hz)
     A band:10.0 ~ 360 wave (300 ~ 10800 Hz)
     (括弧内はスピンドル回転数1800 r/min(=30 Hz)の場合)

  • ベアリング振動音を30秒間録音・再生します。生の振動波形によるベアリングの品質管理が可能になりました。
  • USBメモリに録音データ・測定データ・測定条件・画面コピーを出力、保存します。
  • 7帯域および「波高率+頻度」に閾値を設定し、良否判定を行ないます。
  • 測定条件を最大1000セットまで保存、一覧リストを使った検索も可能です。
  • ベアリング諸元(ボールP.C.D、ボール直径、ボール数、接触角)を入力することにより、測定した振動を内輪・外輪・ボール・およびその他の成分に分解することができます。
アンデロンスペクトラム
スペクトラム/波形
デジタルメータ/波形
アナログメータ/波形
デジタルメータ/レコーダ
アナログメータ/レコーダ
測定条件リスト
CSVデータファイル

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