ポケットストロボ P-2
ポケットストロボ P-2は、コンパクトタイプのツマミ式LEDストロボです。超軽量なストロボなので持ち運びやすく、出張先などのご使用や簡易検査に最適です。LEDのメリットを最大限に生かしつつ、必要十分な閃光時間と光量を実現しました。最高発光周波数360,000FPMで、一定の照射範囲内を均一に照らします。
発光周波数の微調整はツマミを左右に回すことで行えるため、照射対象物の像を直感的に静止させることができます。
また発光音がしないので、静かな環境での使用にも適しています。
300mmの距離で130×130mmの範囲をムラなく明るく照射します。
キセノン管ストロボは瞬時大光量を特長としています。たとえば6,000FPMの時、弊社キセノン管ストロボ DS-4AAの発光時間は約6µsec(16.6万分の1秒)と極めて短く、超高速運動や観察の対象が微小な場合でも鮮明な静止像が得られます。
それに対してLEDストロボは、発光時間を調整することで大光量を得ています。LEDストロボ P-2は、15µsec(6.6万分の1秒)の発光時間でDS-4AAと同じ光量を得られるので、通常の回転数計測や状態観察であれば十分に鮮明な静止像を得ることができます。
発光時間の設定には、「デューティー比設定モード」と「時間設定モード」の二通りがあります。用途にあわせてお選びください。
デューティー比設定モード:
発光周期(1回の発光から次の発光までの時間)の中での発光時間の占める比率を表す「%」で設定します。0.1%から1%まで、0.1%刻みで10段階に明るさの調整ができます。
発光周波数を増減しても光量は設定した比率で一定となります。そのため見える像の明るさが変わらないので、通常の回転数計測などに適しています。
時間設定モード:
発光時間を「µ秒」で設定します。0.1µsecから1%まで、0.1µsec刻みで設定できるので、正確な発光時間管理が可能です。発光周波数を増減しても1発光当りの発光時間が一定なので、見える像の鮮明さが変わりません。運動体、回転体の状態観察に適しています。
シリコンカバーをご用意しています。滑り止めと外部衝撃の緩和に適しています。
型名 | P-2 |
---|---|
発光周波数範囲 | 30~360,000FPM、設定分解能:0.1FPM |
内部発振精度 | 30~120,000FPM:±0.01% 120,001~240,000FPM:±0.02% 240,001~360,000FPM:±0.03% |
発光時間 | 0.1µsec~発光周期の1%、最大500µsec |
バッテリー | 単3形アルカリ電池2本(別売) 使用時間:約2時間 (6000FPM、1.0%、参考値) |
消費電力 | 2W以下 |
使用環境 | 温度:0℃~+40℃ 湿度:20%~90&RH、ただし結露なきこと |
質量 | 約220g |
寸法 | L 135×W 76×H 39(mm) |
オプション | シリコンカバー |