測定可能なベアリングの範囲(最小~最大)

小径用アンデロンメータ駆動部ADM-101は、681X~6906まで
中径用アンデロンメータ駆動部ADM-512は、693~6309まで
大経用アンデロンメータ駆動部ADM-701は、608~6024まで
が、標準的に測定可能なベアリングとなります。これ以外でも別途お打合せの上、対応させていただきます。

ベアリングの良否判定の基準設定について

用途を問わないベアリングには良否基準を設定できませんが、ベアリングを使用する製品の良否とベアリングの品質との関係を求めることで、ベアリングの良否基準を設定できます。ベアリングをアンデロンメータで測定し、アンデロン値やキズの有無などでベアリングのグループ分けを行い、グループ別のベアリングで製品を組み立ててその良否を判定し、グループと製品の良否を比較してベアリングの良否基準を決められたら良いと思います。

プッシャを使用するメリット

被測定物であるベアリングは、その測定中にアンデロンメータと一体になって、一つの振動系を構成しますから、構成要素を変更すれば、ベアリングのアンデロン振動自体が変化します。プッシャ、および、ベアリング押さえも重要な構成要素です。プッシャを用いずに、手で押さえる測定も可能ですが、押し方で値が変わったり、測定の再現性が無かったりします。

L M H の3バンドに分かれている理由

アンデロンメータの原型であるAnderoMeter(アンデロメータ)が、1940年代の米国で最初に製作されたときに、L、M、Hの3バンドとして製作され、現在に至っているようです。
AnderoMeterを紹介する当時の論文には、3~5バンドの分割が妥当と結論づけられています。アンデロン振動の周波数成分は、すべての帯域に分布していて、分析性と実用性のバランスから3バンドの装置が支持されたものと考えられます。

アキシャル押力について

小径用アンデロンメータ駆動部 ADM-101は、最大50Nまで
中径用アンデロンメータ駆動部 ADM-512は、最大100Nまで
大経用アンデロンメータ駆動部 ADM-701は、最大1500Nまで
アキシャル押力を加えることができます。

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