ボールウェービメータ

ボールウェービメータ真円度計の外観
ボールウェービメータ BWM-501

ボールウェービメータは、転がり軸受けにおけるボールのウェービネス(うねり量)と真円度を高精度に、短時間で測定できる装置です。専用スピンドルを使用して被測定ボールを数百r/minで回転させ、接触式センサにより振動速度を検出し、シンクロウェーブアナライザの画面上にウェービネスと真円度を表示します。

ボールウェービメータのおもな特長

  • 高精度測定: 実用測定精度10 nm
  • 当社開発の小型でフラットな特性をもつ専用の速度型センサを採用(レーザドップラ振動計の10倍の感度を保持)
  • リアルタイム測定(セッティング時間30秒以内)
  • 2種類の駆動部を選択することで、ミニアチュアベアリングなどの極小ボールも測定可能(測定ボール径0.3 mm ~ 60 mm)
  • 専用プッシャにより安定な測定が可能
  • アーバの交換により異なるサイズのボールに対応可能
  • 測定単位は、nmWcla、nmPC、nm、nm/radなど、計15種類から選択できます
  • 測定結果はアナライザ上で、L、M、H帯域における数値、極座標グラフ、スペクトラム、振動波形など様々な方式で画面表示
  • 振動音を30秒間録音・再生できるので、生の振動波形によるボールの品質管理が可能
  • USBメモリに録音データ・測定データ・測定条件・画面コピーを保存できます
  • オプションのUSB接続サーマルプリンタで画面のハードコピーを印刷可能
デジタルメータ/極座標モード
振動検出方法

シンクロウェーブアナライザ SWA-シリーズ

SWA-105 シンクロウェーブアナライザ

ウェービメータ共通のアナライザです。測定結果を周波数帯域で分割して数値化し、スペクトラムや極座標で表示します。またうねり波形をリアルタイムで表示するので、オシロスコープと同等な観察ができます。
シンクロウェーブアナライザ

おもな仕様

測定ボール範囲 駆動部 BWM-102: Φ0.3 mm ~ Φ12 mm
駆動部 BWM-501: Φ2 mm ~ Φ60 mm
測定周波数帯域 標準7帯域(U, R, L, M, H, E, A Band)
L band:3 ~ 13 wave
M band:13 ~ 50 wave
H band:50 ~ 200 wave
スピンドル回転速度 駆動部 BWM-102: 300~2000 r/min
駆動部 BWM-501: 300~1000 r/min
スピンドル軸受 流体動圧軸受(オイル)
スピンドル駆動方式 ダイレクトドライブ
電源 アナライザ SWA-105:AC100 ~ 240 V, 1 A
駆動部 BWM-102: AC100 V, 1 A
駆動部 BWM-501: AC100 V, 1.5 A
寸法(W × H × D) SWA-105: 315 mm × 218 mm × 300 mm
BWM-102: 300 mm × 420 mm × 474 mm
BWM-501: 700 mm × 1332 mm × 830 mm
重量 SWA-105: 10 kg
BWM-102: 80 kg
BWM-501: 310 kg

本製品のカタログ

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